人間関係でよくある話
職員のAさんは仕事中にトラブルを何度も起こし、自分が起こしたトラブルにも関わらず反省もしないため、上司であるCさんは疲れてしまいました。普段は誰にでもニコニコ接する上司のCさんなのですが、Aさんに対しては心に余裕をもって接するのが難しくなっていました。誰でもトラブル続きの部下がいれば優しくなれないのは当然だと思います。
トラブルを起こすAさんは上司のCさんがニコニコしていない事に気付き、心配になって同僚であるBさんに相談をしました。
トラブルを起こすAさん「最近、上司のCさんが冷たくて。今まではニコニコして話をしてくれていたのに…」
同僚のBさん「そんなに心配なら私が上司のCさんに伝えておくよ」
同僚のBさんは人が近くに人がいないときに上司のCさんに話をしに来ました。
Bさん「Aさんが言っていたよ。最近上司のCさんが冷たいって。Aさん、落ち込んでいるよ」
上司であるCさんはどう対応したらよいのか悩んでしまいました。
私が悪い事をしているのかな…
Aさんトラブルばかり起こして疲れるから距離を開けているんだけれど…
👉対応しなくて良い。放っておく。
人間関係の間に入る面倒な人
人間関係の間に入る面倒な人に遭遇することは時々あります。大体が、問題を大きくして引っ掻き回してしまう厄介な人です。本人は良かれと思ってしているのかもしれませんが、決してそんなことはありません。
多くのケースで「〇〇さんがこう言っていた。」という言葉を使ってくるので、その時点で放っておきます。何故か。要件があれば本人が直接話せば良いのです。
そして、本人と直接話をしていなく、人伝えに聞いた話は噂話になります。噂話を聞かないわけではありませんが、それに振り回されることはありません。ふーん、そうなのね。で良いです。
直接聞いていない話に振り回されない
優しい人は、自分が悪いことをしたのではないかと思うかもしれないですが、思う必要もないです。罪悪感を感じ取らせるような言い回しだったのかもしれません。
いずれにしろ、放っておいてよい。
その場は「そうなのですね」と否定も肯定もしない。聞き流す。
内容は違うかもしれませんが、中高生にも同じようなことがあるような。親友の〇ちゃんが、△君の事が好きって言っているよ。という感じ(-_-;)。
何が問題なのか
トラブルを起こすAさんと同僚のBさんが思う問題は、上司のCさんの態度が冷たい事です。しかし、本来の問題はAさんがトラブルを起こしている事なのです。AさんもBさんも目先だけしか見ていないので、問題も解決方法もわからなくなっています。
Aさんは自分の問題に向き合おうとせず、上司のCさんに問題(態度が冷たくなったこと)があると誤解をしています。困ったものです。だから、トラブルを繰り返して起こしてしまうのでしょう。
間に入る同僚のBさんにも問題があります。
〇〇さんが言っていたよ。まるで伝書鳩です。起きたことを伝えることは必要かもしれませんが、伝えられた人はどうすればよいか解りません。
人間関係ではもめ事はある程度必ず起こります。もし、どちらかが誤解をしているのであれば事実を伝えることは良いと思います。しかし、現状起こっていることが解らずに、もめ事に第三者が参加すると必ず話はややこしくなります。
関わる人間が増えれば増えるほど話はややこしくなる
この話では、もめ事というよりAさんが一人大騒ぎをしているだけで、話に乗っかった同僚のBさんという状態です。上司のCさんは揉めているわけでなく、困っています。
人間関係の間に入る人の心境
自己満足
自分が間に入ることで起こっていることが解決し、自分が役に立ったと思いたい。完全な自己満足です。欲です。トラブルを起こすAさんも面倒な人ですが、間に入る同僚のBさんも面倒な人でしかありません。
背景が解らない他人の揉め事に参加することは自分自身も振り回される可能性もあるので、できるだけ関わりたくないです。
何が問題なのかを理解する
そもそもAさんがトラブルを起こすので上司のCさんが疲れた経緯なので、Aさんがトラブルを起こさなくなれば上司のCさんも疲れずに済みます。ニコニコする元気も戻ってくるかもしれません。
Aさんは、自分がトラブルを起こしていることを認識して改善する。
Bさんは、他人の話に首を突っ込まない。
しかし、仕事でトラブルを頻繁に起こしているAさんは今後も仕事を続けられるのでしょうか。仏の顔も三度までとも言いますし。