私はケチである

ケチ子おばさんの雑談・独り言(^^)

料理が得意ではない私が作った ほうれん草とベーコンのパスタが美味しかった

私は料理があまり得意ではない。

その中でも、特に苦手なのはパスタ料理である。そう、パスタを茹でてレトルトのミートソースをかけるだけでは美味しいパスタに仕上がる訳はない。しかし、世間ではパスタは簡単で手軽に作れて美味しい料理と認識されている。10年程前になるだろうか、パスタをつくる時のポイントは乳化だと、誰かが教えてくれたのは覚えている。乳化とは、通常混ざらない水と油を混ぜた様態だとおばさんの頭では理解している。それがパスタをつくる際に大事と言うのは解らない訳ではないが、具体的にどうすれば良いのかはイメージできなかった。

レシピ通りにつくれば良いんだよ!

子どもに良く言われる言葉である。

そう、私が料理が苦手な理由は、レシピ通りにつくらないから美味しく出来ないという事である。何故、レシピ通りにつくらないのかと良く子供に問い詰められるが、冷蔵庫の中身やストック食材、お財布と相談すると必ずと言ってよいほどレシピ通り必要な食材や調味料がそろう事は無い。そうなると、長年培ってきた主婦力とケチケチ節約術なる技を投入することになり、レシピ通りの味が再現できなくなるのは当然のお約束となる。
まさに、悪循環としか言いようがないが、食材はもちろんお金を無駄に使うという事はケチな私には出来ない。そう、今はわか子と名乗っているが、以前のハンドルネームはケチ子なのである。

パスタはコスパが良い

しかし、私の中のケチな性分はパスタのコスパの良さが気になっていた。
イオンのプライベートブランド業務スーパーで売られているパスタは1㎏で220円~250円程度であり、1食100gで計算すると22円~25円でかなり安い。同じ麺類でも冷凍うどんなら5食入りで200円以上(1食40円以上)の値段になる。乾麺を茹でて具材と絡める手間はかかるが値段と味を考えるとお得なのである。

近所のスーパーで、美味しそうなほうれん草が売られていた。
この時期ならではの寒さで葉や茎にしっかりと厚みがあり、そのまま茹でても甘みがあり美味しそうに見える。そう、私は料理が得意でないが、それは料理の中でも味付けが苦手なのである。だから、調理をする作業自体は得意だったりするし、手際も悪くない。だから、味付けが必要のないお浸しや刺身等は得意料理だったりする。魚は自分でさばけると自画自賛をしているが、味付けが苦手は致命傷でもある。

きっかけは、美味しそうなほうれん草

美味しそうなほうれん草を見ていると、ほうれん草とベーコンのパスタが食べたくなってきた。自分で作ってみようか。
せっかくならほうれん草をたっぷり入れたい。おばさんと言う生き物は野菜が好物であり、冷食や外食では野菜の量が少ないと感じる。ま、ケチな性分の私には外食と言う選択肢は無いので、近所のイオン系スーパーのアコレにブロックのベーコンとパスタを買いに行った。

おばさんの理解できない失敗

イオンの黄色いトップバリューのパスタにな二種類ある。太さが1.7㎜の一般的な太さと1.4㎜の細いタイプであり、パスタ売り場の前で悩みに悩んで、パスタの太さぐらいでこんなに悩む必要はないと思う程に悩んで、何故か細いパスタを買ってしまた。理由を聞かれても特にない。茹で時間が短い方がコスパが良いだろうと少しは思ったけれど、パスタを茹でる時は一度沸騰させた後蓋をして火を消しても茹で上がるのでガス代には関係は無い。悩んで悩んで失敗するおばさんは救いがたい。

自宅に帰って、早速ほうれん草とベーコンのパスタをつくった。休日で子供の一人が家にいるので2人分。パスタを茹でるお湯を火にかける。ほうれん草はじゃぶじゃぶ洗って適当に切り、400gもあるブロックベーコンは半分だけ使おうか。ニンニクもみじん切りにして入れようか。
フライパンにオリーブオイルを多めに入れてニンニクとベーコンを炒めてほうれん草を投入。おっと、パスタが茹で上がってきた。やっぱり細麺は早い。ゆで汁を小さなボールに取り分けてパスタをざるに上げて具材を炒めているフライパンに一気に投入。二人前だとたっぷりの量になり、かき混ぜるのが重いがここで失敗するわけにいかない。
取り分けておいたパスタのゆで汁を投入、あれ、ちょっと多かったかも。焦る。焦りながらもフライパンの中のパスタを混ぜるしかない。大丈夫か。だから、私は料理が苦手である。適当だからこうなるのか。

意外にと言うか、結構美味しいじゃない。