歳は取りたくないと思う物ですが、歳は誰もが平等に重ねてしまいます。
そう思うと、平等は良いことだなぁと思うのですが、中々、平穏に年を重ねることは難しいのかもしれません。
おばさんになる
何歳からおばさんなのかと思うと、人それぞれかと思いますし、その場面によってのおばさん年齢も変わると思います。
人生の中で人間関係を整理する年齢からおばさんと考えるならば、年齢だけではなく家族構成などの自分を取り巻く環境でもおばさん年齢になると考えました。
女性も一人一人、その人の生き方があるので、私の環境が一般的ではありませんが、自分の時間が持てるようになった年齢からがおばさんになるのではないかと思いました。
私は離婚して配偶者はいないので、子供たちに手がかからなくなり、子供を通しての人間関係が無くなった時、自分の時間が持てるようになったと感じました。我が家の子供たちは部活をしていたので何かと親が関係することが多く、結構大変でした(;^_^A。
子供たち全員が高校を卒業すると子供を通しての人間関係は無くなり、私にはとても大きな変化でした。めちゃ楽になりました。それまで、私の生活の中に母親としての役割あり、それが大きく占めていたのが無くなった瞬間でした。
女性(人間)の一生は、社会と関わることで役割が生じます。生まれた瞬間に両親の子供としての役割が生じ、娘と言う役割が追加される。祖父母からは孫という役割、兄・姉がいれば兄弟・妹としての役割、結婚すれば妻として、子供が生まれれば母として…と、死ぬまで役割が付きまといます。
時には役割を果たすように一方的に押し付けられる事もあり、面倒だなぁと思っていました。
しかし、おばさんには役割はありません。
おばさんになったら心が嬉しいと思う生活をする
仕事をしていれば仕事上の人間関係が発生します。それは仕事上の事であり、働くことが必要であれば、仕事だからと割り切り、公私混同しないで働けば良いと思っています。いずれは仕事も引退するときもやってきますし。
おばさんと言われる年齢まで生きた時、子供を通しての人間関係がなくなり、先を考えると、あと何年生きるのかと思いました。ちょうど50歳で子供を通しての人間関係が無くなった私は、70歳まで生きるとして20年、75歳までだと25年。それ以降は…、出来れば生きていない方が良いなぁと(*^-^*)。自分で自分の寿命を決められませんけど…。
そして、ただ生きているだけでなく、ただ年を重ねるだけに生きるのではなく、どうせ、生きるなら自分が楽しいと思うような日々を過ごしたいと思いました。
自分の事は自分で出来る。朝起きると自分のしたい事が出来る。自分の心が嬉しいと感じることが出来る。美味しくご飯を頂ける。体や心に辛い事や苦痛が無く一日を終えられ、気持ちよく眠ることが出来る。そんな毎日を送ることを感謝する。
自分の心が嬉しいと感じる生活を送れるには、自分次第かと思います。自分を大事にして、したいことをすれば良いと思う。今まで、この歳まで頑張ったのだから、体が元気なうちにしたいことをすることは良いと思う。先は老いが待っているので、遠慮する暇など無いと思う(^_-)-☆。
心が嬉しいと思う事は自分で探して行えるのですが、生きていれば心が辛いと思う事もあります。心が辛いと思う事のほとんどは自分一人で発生することは無く、大半は他人が関係していると思います。
極論を言えば、1人は楽なのかもしれません。
おばさんになったら人間関係を整理する
人間関係の中で、その人と関わると心が辛いと感じる人が少なからずいます。おばさんになれば、関わることで自分の心が辛くなる人とは関わらないでも良いのではないか。もう、今まで一生分我慢したじゃないか。
子供の為とか、親孝行の為とか、配偶者やその家族の為とか、果たさなくてはいけない役割がいろいろありましたが、子供は成長するし、祖父母・両親は高齢になり他界し、世代が変わる事で親戚関係も薄くなってきます。
私は宗教家ではありませんが、仏教では諸行無常と言われます。この世の一切の現象は常では無い。すべては変わり続ける。
変わり続ける事を受け入れ、その中で自分の心を大事にしても良いじゃないか。
そろそろ、もう我慢しなくても良いよね。
おばさんになれば、人生の先が見えてくるので、逆算して物事を観ることが出来るようになります。もう、残りは20-25年間です。大事にするべきは自分の心と最低限の人間関係のみで良い。欲張る必要はない。必要以上に人間関係を保つ努力をする必要もありません。先が見えていますから(*^-^*)。
面倒な人間関係は整理しよう。もう関わらなくても良いよね。もう必要以上に他人と関わる必要はない。特に、関わることで心が疲れる人には距離を最大限とり、自分の心を守る事も大事。先が見えた残りの人生、辛い思いはしないで、自分の心が楽しいと感じる生活を送るようにしよう。