私はケチである

ケチ子おばさんの雑談・独り言(^^)

セミリタイアとおひとり様

昨年(2020年)9月にセミリタイアをして1年と3ヵ月経ちました。徐々に今の生活が落ち着いて来たように思います。中々、新しい生活に馴染むと言いますか慣れるというか、自分らしい生活ができるには時間が掛かるものなのかもしれません。

 

セミリタイア当初は週に4日働いていましたが、今は週に3.5日(2週間で7日)を目安に仕事をしています。私はセミリタイアするにもお金が全くなかったので、日常の生活費と老後の資金等を考えると、今の収入で生活費や老後資金を除いて、少し余裕があるこのくらいがちょうど良いのかなとも思っています。

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セミリタイアをある日突然思いついたようにしました。私にとって良かったことはセミリタイアしても比較的自由に働ける職場があった事と、資格職なので少しだけお給料が良い事でした。これは本当に恵まれていたなぁと今でも思っています。

セミリタイアして得たものは

時間

セミリタイアをして得られたものの一つは時間です。単純に働く日が減れば休みが増えます。私は登山したり、ブログを書いたりとしたいことがあったので休みの日にすることが無いと思う事は無く、むしろもっと時間が欲しいと思う程です(笑)。

仕事でない日は出かける日もありますが、出かけない日家に居ます。仕事の日は朝は早いし帰宅時間も遅いので何も出来ず、お風呂に入ってご飯食べて寝るだけ。その分仕事ではない日に買い物したり掃除したりはしていますが、日課のジョギングは続けており、その他の時間はブログを書いたり、調べものをしたりと結構何かしていて気が付けば夕方という日がほとんどです。私にとっての仕事と休みのバランスが取れてきたので休みの日にダラダラというか何もできないほど疲れるという事は少なくなってきました。

 

心の余裕

私は他人と関わるととても疲れるので、仕事以外では他人と関わることはありません(笑)。そして、セミリタイアしたことは他人と関わる社会生活の時間を少しですが減らすことが出来ました。フルタイムでなくなった分仕事の内容が変わったことも他人との関りを減らせました。

仕事中も積極的に人とかからるような事はしないようにして、休憩時間も出来るだけ一人で過ごしています。そうして自分の心が疲れないように自分で守っています。心が疲れ気味の時は周りの人が(私に対してではなくても)言っている愚痴が聞こえるだけでも疲れます。そういう時はその場から離れて聞こえない場所に行ったりもします。おばさんになってようやくですが逃げることを覚えました(笑)。

 

今、思う事

私は、前向きにセミリタイアをした訳では無かったのだなぁと今になって思います。多分、疲れ果てて、社会から逃げるようにセミリタイアをした。本当にかっこ悪くて人様に大きく言えるようなことではないです。

私は、社会にいることでとても疲れていた。それが、社会から逃げた事で解った。

世間ではセミリタイアやFIRE等の生き方が紹介されています。その生き方が良いとか悪いとかではなく、その人の生き方であってその人が満足するものであり、社会にマイナスな事が無ければ良いのではないかと思う。それらの人々の考えがあるのだから。私もその一人。自分らしくなんて大きな事は言えませんが、自分の心が嬉しいと思えるような日々を過ごしたいと今は思っています。

 

ひとりでいる事

日本では、生まれてから幼児になった頃より「みんなと仲良くしましょうね」と教え続けられる。歌にもある「一年生になったら…友達100人出来るかな」これも、みんなと仲良くしましょうね。という内容。

1人でいることが良いと思う考えは、幼少期に持たないように教育されている事に気が付いた。1人でいることを特別視するような雰囲気であり、「友達いないのかしら」とかえって心配される事さえある。

1人を肯定するような「おひとり様」という言葉が存在すること自体が、1人が良いと思う少数の意見を蔑視している様にも思う。

私も、社会にいる中での一人には気を遣う。ここはおばさん一人でも大丈夫かな?周りが変な心配しないかな?と(笑)。出かけた時に外食をほとんどしていないのはお腹空かないからなのですが、お腹が空かなくなった理由は、「おばさん一人」の敷居の高さを勝手に私が思っているからなのかもしれません。外食のお値段が高い事もありますが…(笑)。気にしなければ良いと思えばそうだと思いますが。

 

1人は一人の良さがある

1人を楽しみ、出来る事を楽しむ。そんな人生を送っても良いじゃないか。自分の為に、自分の心が嬉しいと思う時間を過ごせるように。

そして、世の中には一定数、1人でいることを好む人もいる。登山していれば、二人以上で来られている人もいるが、私と同じソロも少なくない。1人で山を楽しむことはなんとも言えない時間である。自分の感覚で素直に景色が綺麗だなぁと良い感情を持つことが出来ます。他人といると少なからず人の感性に影響されるし、共感もしなければならない。非日常の時間を楽しむには他人がいない1人が良いと思う。

1人を寂しいと思う人がいますが、1人を寂しいと思わない人もいます。私は1人を寂しいと思わず、どちらかというと自分のペースで時間を使え人のペースに合わせる必要のない1人が好きです。旅行していても一人が良い。自分のペースで自分の好きなところに行ける。時間の使い方も自分だけで決められ、自分の感性で旅で観た事や知ったことを感じることが出来る。

 

セミリタイアをして社会と関わる時間を減らせたことは、私の心の疲れを減らすことが出来ました。そして、お1人様でいることを楽しめるようになったことは自分の時間を自分なりに楽しめるようになりました。それはとても私には大きなことで、おばさんになってからの時間を楽しみ方が解りました。

 

相変わらずお金はありませんが、好きなお出かけが出来ているし、旅行も楽しめています。そして、毎日美味しいと思うご飯が食べられるだけで十分です。

私は、セミリタイアを出来て、1人を楽しめることで自分にとって一番良い時間を得られたと思っています。

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日光 男体山山頂で休憩とお昼ご飯
中禅寺湖の眺めが素晴らしい