私はケチである

ケチ子おばさんの雑談・独り言(^^)

たかが水、されど水 日照水 埼玉県越生町

山歩きを始めた私は、山にいるときに「水場」の水を飲む事があります。

はぁはぁ言いながらの山歩きをしている私にとって、水場の冷たい水はとても美味しく感じます。


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【山の水を飲んでも大丈夫?】

はい、これは「自己責任」としか言いようがありません。

 

東京都水道局HPより

水道水は、法令により塩素消毒が義務づけられています。塩素は病原菌による汚染から水道水を守る働きをしており、塩素臭は水道水の安全性が確保されている証拠であるともいえます。

 

水道水は塩素消毒が義務付けられています。

しかし、山の水は消毒はもちろん、ろ過さえされていません。ですので、「カビ臭」「カルキ臭」「塩素臭」は全くなく、何の匂いもしない水です。

 

 

そこの山の水でも飲んでも大丈夫という訳では決してありませんし、煮沸をすれば大丈夫という保証もありません。私がこのブログの中で「美味しかった」と表していますが、すべての人に安心安全が約束されている訳ではありません。ご理解のほどお願いいたしますm(__)m。

 

【水場の水は何故美味しい?】

山歩きをする際に一番重さを感じるのが「水分」です。1日で2リットルは持っていきますが、はっきり言って重いです。はい。

先日テント泊1泊2日山歩きをしました。その際は、初日分は持参しましたが、2日目の分まで持っていくことは難しいので、テント場の水場の水を汲んで飲みました。その水の冷たくて美味しい事(*^-^*)。

 

そして、良く、登山マップなどには登山道の途中にも「水場」の記載があります。これらの水は紛れもなく「山水」で、消毒はされていません。初めは少し戸惑いましたが、飲んでみると美味しい。しかも飲み放題ヽ(^。^)ノ。まぁただの水ですが、されど水です。

 

山水って美味しいなぁと思った私は、何故、美味しいのかなぁ?と思いました。

 

暑い中で、テント泊の重い装備を背負って歩いている中で飲む、冷たい水は美味しいはずだよねぇ。とも思いましたが、たまたま、ボトルに汲んだ山水を家まで持って帰ってきました。ボトルには気泡が沢山ついており、冷蔵庫で冷やして飲むとやはり「美味しい水」なのです。

 

山水に出来る気泡について、少し調べてみましたが、良く解りませんでした(;^_^A。ただ、「水の中に空気をたくさん含んだもの」であり、「気圧の低下」や「温度の上昇」で水に溶け込んでいる空気が「気体」となって表れている様です。山の水は(気圧が低い)標高が高い場所で汲んでいるので、自宅に持って帰ると気圧は高くなります。

そこで、気付いたことは「珈琲」を入れるときに高いところからお湯を注ぐのは「煮沸した温度を90度前後に下げるため」と「お湯に空気を含ませる」の理由があると聞いたことがあります。水が沸騰しお湯になるとpH値が上がり、アルカリ性に偏るため、空気を含ませて珈琲の味を妨げないようにするために中性に傾けるとも聞いたことがあります。

山水は、あらかじめ空気をたくさん含んでいて、気圧の低い場所である「山」より、気圧が高い場所に「空気を封じ込めたまま」持って帰れるので、美味しいと感じたのかもしれないのかなぁと思います。(これ以上の根拠はなく、私の勝手な妄想です(;^_^A)

 

【美味しい水を求めて】

山歩きの途中、登山道にある水場の水はとても美味しいのですが、大量に持って帰ることは出来ません。せいぜい、空いているボトルか、プラティパスに入れる程度しか余裕はありませんし、持てば持つほど水は重いので、そんなに大量の水を背負いたくはありません( 一一)。

 

そういえば、昨年(2019年)、大きな被害を残した台風19号がありました。関東地域もたくさん被害があり、山はがけ崩れで沢山の通行止めが今でも残っています。そんな中、一度探してみたものの、通行止めで行くことが出来なかった「日照水(埼玉県越生町)」を思い出し、行ってみることにしました。

 

【日照水(埼玉県越生町)】 2020年9月記載


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秩父地方の手前の越生町の山中、奥武蔵の山々を走る「奥武蔵グリーンライン」より少し入った所にあります。

台風19号の影響で、「国道299号」方面よりは通行止めがあり、直接向かう事は出来ません。武蔵横手駅近くより、五常の滝を通り「黒山三滝」近くに一度降り、登り返せば行けなくはありませんが…(;^_^A。

越生町に向かい、そこで「グーグルMAP」で案内してもらえば行くことが出来ますし、確実かも。途中「通行止めΣ(・ω・ノ)ノ!」と思わせられる看板があったり(実際は通行注意ですが、通行は自己責任)、道は凸凹で、対向車が来ればどちらかがバックするしかないほどの狭い道です( ;∀;)。日照水より先は今でも通行止めですが、人気があるのか、対向車とすれちがう事があります。幸い、私は山道の運転は得意なので、ちっこい愛車のS子さんとらんらんとドライブします(*^-^*)。

 

大量の水を汲んできましたヽ(^。^)ノ。


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自宅にあった2リットルの水筒大活躍。

 

 

プラティパスに汲んだ水は、そのままでは使いづらいので、自宅のガラスポットに入れ替えて使います。

 


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映っている「麦茶2本」1本は水道水で浄水器を通したもの、もう1本は日照水です。お茶パックはもちろん「伊藤園」ですヽ(^。^)ノ。見た目はほぼ同じですが、味は全く違います。日照水のほうが断然美味しいです。伊藤園の麦茶は沸騰したお湯にパックを入れて10分後に取り出すと作り方に書いています。水道水では、麦茶の味が薄く感じるので、私は麦茶が冷めて冷水筒に入れ変えるまで、お茶パックを入れたままにするのですが、日照水だと味が濃く感じますので、お茶パックを入れて10分後に取り出したほうがよさそうです。めちゃ美味しい麦茶が出来ますヽ(^。^)ノ。

 

珈琲は特別美味しいです。同じ豆?と思う程すっきりとした味になります。多分、一番違いが出ると思います。アイスコーヒーを飲みたくて、冷凍庫の水道水の氷を使いましたが、それでも全然美味しいです。コーヒーに雑味が無いからなのでしょうか(*^^*)。

 

出しも美味しいくなるので、昆布だし、煮干しだしをとります。煮干しだしで作ったみそ汁の美味しい事は言葉になりません!(^^)!。

 

ご飯も炊きましたが、美味しいかな程度でした。もちろん美味しくなくなることはありませんが、水分をそのまま味わう物に違いが大きく出て美味しくなるようです。

 

水は奥が深いです。

☕コーヒーを淹れようかな(*^-^*)。

 

 

参考  他にも水が汲める場所があります。

【深宗水(地下水)】埼玉県東秩父村大字奥沢


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ここも冷たくて美味しい水です。水質調査もされているので、安心して飲む事が出来ますが、自己責任です。しかも無料ヽ(^。^)ノ。

深宗水は個人が所有されており、無料で汲める水です。コーヒーやお茶、炊飯、調理と何に使っても美味しいとのことです。その場で冷たい水を飲みました。美味しい。


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たまたま通りかかったので、容器を持参していなく、急遽、持っていたマイボトルに汲みました。なので、料理やお茶。コーヒーに使う程持ってかれませんでした。

ここは、山の水と違い、地下水なので、味に違いがあるかもしれません。地下水は若干硬度が高くなる傾向があるようです。

 

再び、東京都水道局HPより

水道水の硬度は、水源の種類に大きく影響され、一般的に地下水の方が河川水などに比べ、高くなる傾向があります。
 欧米のように石灰質の地域を長い時間かけて通ってくる水の硬度は高く、日本のように地中での滞留時間や河川延長が短い場合、硬度は低めになります。

 

硬度は水に含まれる「マグネシウム」「カルシウム」に影響されます。例えば「コントレックス」は硬度が高く「マグネシウム」が沢山含まれます。

 

日本の水は基本軟水で、東日本と西日本では若干の違いがあると聞いたことがあります。西日本の方が硬度が低く軟水傾向の為「出汁が良く出る」そうです。なので、出汁の文化になった。東日本は、硬度が高く硬水傾向で出汁が出にくく、調味料で味付ける事が多くなった。らしいと。本当かな?

 

水は奥が深いです。